
【後編】建築×教育コラボ企画!子どもの勉強に役立つ家づくり―…
家づくりコラム
家づくりコラム
こんにちは!御前崎市で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。
これまでたくさんの家を手がけてきた廣畑工房の親方が、満を持して建てたマイホーム。
理想の暮らしを想像し、考えに考え抜いて建てたはずの家でも、そこに8年暮らしているからこそ、今になって思う「もっとこうなら良かった…」というポイントがあります。
今回は、家づくりのプロである親方に聞いた、自邸の意外な”後悔ポイント”をお話ししたいと思います。
■独立した和室
親や親戚、友人たちが遊びに来たり泊まったりと、来客を想定し玄関横に設けた、独立した和室スペース。人付き合いのある御前崎市では、同じように「つくりたい」と思われる方も少なくないでしょう。
でも、その使用頻度は年に数えるほどで、放置されたもったいない空間になってしまっているのだそう。 「もしつくり直せるなら独立した和室ではなく、その分広いリビングにし、LDKに併設した畳コーナーにしたい」という親方。独立した和室にするのか、一角の畳コーナーが良いのかは目的や頻度でよく考えて判断しましょう。
■将来を見据えた子ども部屋
多くの方の家づくりのきっかけが、子どもが生まれるタイミングであるように、子育て世帯の家は子ども部屋を設けられます。
2児の父である親方は、2つの子ども部屋をつくりました。上のお子さんが6年生になり、やっと自分の部屋(子ども部屋)で寝るようになったものの、8年経った今でももう片方の部屋は使われないままだとか。 子ども部屋は、あらかじめそれぞれの個室を用意するよりも、将来間仕切ることのできる広い部屋を設けた方が、未使用の無駄な空間は避けられそうです。
■クローゼット収納
親方邸の主な収納は、1階のファミリークローゼットと2階の主寝室内のクローゼット。暮らしてみると、夫婦と子ども2人の4人暮らしには2階のクローゼットは不要で、1階のファミリークローゼットをもっと広くつくるべきだった…と言う親方。
親方邸に限らず、入念に計算してつくったはずの収納でも、生活を始めると思ったような収納活用はできないこともあります。 平屋か2階建てかにもよりますが、2階には季節ものをしまう程度の収納にとどめ、1階の脱衣室周りに、通年使用する家族みんなのものが入れられる大きめの収納をつくることで、整理整頓と暮らしやすさが保てそうです。
家づくりは一生に一度と言われるからこそ、後悔したくないですよね。
「こんな家をつくりたい」というイメージも大切ですが、家づくりをした人たちの「ここが良くなかった」「もっとこうすれば良かった」という声も貴重な参考材料になるはずです。いろんなお家の改善点を参考にしながら、最高のお家をつくりましょう!