コンパクトなお家でヌックな暮らし
家づくりコラム
廣畑工房について
こんにちは!御前崎で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。
地域の皆様に支えられ、おかげさまで廣畑工房は、この4月、創業15年目を迎えます。
目まぐるしく過ぎていった15年ですが、携わらせていただいたお客様一人ひとり、建てたお宅1軒1軒は、どんなに時が過ぎようとも、鮮明に思い出されます。 創業からは15年、法人化して1年というこの節目に、廣畑工房が誕生するまでをお客様に知っていただきたいと思います。
■運命の、1冊の本
私が大工を志したのは、18歳のとき。
父はサラリーマンで、大工や建築などとは縁のない環境に育ちました。学校の勉強にはあまり興味を持てず、図工や技術といった分野もさほど好きではなく、「なんのために学校に通うのか?」と、日々紋々と過ごしていた年頃の私は、他人より少々やさぐれた青春時代を送っていました。(笑)
いよいよ進路を考えなければならなくなった高校3年生のある日。
進路指導室にあった、1冊の本を手にします。なぜその本だったのか、なぜその本を読んでみる気になったのか、いまだに分かりませんが、きっとそれは運命だったに違いありません。
その本は、18歳で工務店に弟子入りして大工になった人のノンフィクションでした。
■夢馳せる
「大工とは、なんて素敵な職業なのだろう!」
読み終えた私に電撃が走り、建築という未知の世界への扉が開かれました。その本に感化され、建築が学べる学校への進学も考えましたが、自分が学びたい建築とは、機械などではできない職人ならではの匠の技だ!と、高校卒業後はすぐ、地元清水を離れ、私を引き受けてくださることになった御前崎の工務店に弟子入りすることとなりました。
その後は、厳しくも親身な親方の元、11年間、大工として現場で技術と職人魂を叩き上げました。
小説やドラマのような、嘘みたいな本当の話。私の大工への道は、これが始まりです。
続きが気になるかと思いますが、このお話しはまた次回。 次回は、大工の道に進み、廣畑工房が誕生するまでと、日々どんな想いで家づくりをしているのかをお話しさせていただきます。お楽しみに!