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廣畑工房の家づくり
廣畑工房の家づくり
こんにちは!御前崎で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。
創業15年目を迎えた廣畑工房。
前回、おかげさまで創業15年!廣畑工房、誕生秘話「やさぐれ少年、大工になる。の巻」-前編ということで、私が大工を目指すまでをお話しさせていただきました。
今日は、実際に大工の道に進み、廣畑工房が誕生するまでと、日々どんな想いで家づくりをしているのかをお話しさせていただきます。
■「本」通りにはいかない下積み時代
時代の変化とともに世の中が便利になるように、建築業界でも機械化が進みました。本で読んだような、「ザ・職人」といった家づくりに憧れていましたが、現実は作業労力の軽減や効率化が図られ、刻みや墨付けといった、職人技だけで家を建てることは次第になくなりました。 それでも、昔からの古きよき建築技法や、自らが手掛けたものでお客様を笑顔にする職人冥利を、この11年の下積み時代で経験することができ、それが今の廣畑工房の礎となっています。
■ついに親方に!?
念願の夢「独立」を勤めていた工務店に相談すると、親方は快く、31歳を迎えた私の背中を、温かく後押ししてくれました。
独立にあたり、私が固く心に決めたのは、「メーカーの下請けはやらない」ということ。大手メーカーから仕事が得られれば、当然楽にはなります。
私のポリシーは、「自分のつくった家(もの)で、ひとを笑顔にする」。どうしても、個人の家を手掛けたかったのです。
しかし、独立した御前崎は、地元でもなければツテもない。はじめのうちは、家の一部分の修理・修繕など、依頼があった細々とした仕事をできることなら何でもこなしました。何もない土地から、1軒の家を建てる… 工務店勤めの頃は毎日のようにしていたことは、独立したら、雲の上にあるような事柄でした。
■感慨深い、はじめての新築
気が付けば、独立から6年が過ぎていました。
ついにその時がきたのです。初めて請け負った新築。自分に依頼してくださったお客様のために、持てる技術と知恵をすべて注ぎ、唯一無二のとっておきの家を建てよう!!
これほど情熱に燃え、感慨深いものがあったでしょうか…。
1軒目が建つと、それを皮切りに2軒、3軒…と、新築の注文を受けるようになり、廣畑工房は次第に、地域に根付いた工務店として成長していきました。 仕事が増えればヒトも増え、廣畑工房はいつしか、3名の大工と3名の従業員を率いる組織になりました。
私には、育ててもらった親方に言われた“ある言葉”が胸に刻まれています。
「ものをつくるのに、お前が満足しても仕方ない」
大工・職人として、こうしたいああしたいという理想があっても、その家づくりは、お客様に喜ばれてこそ。
廣畑工房は「笑顔をつくる建築屋さん」です。私たちと家づくりを共にするお客様を笑顔にすることはもちろん、廣畑工房で働いてくれているスタッフや関係業者さん、御前崎市に住んでいる皆様……廣畑工房に関わってくださるみんなを笑顔にしたい、日々そう思っています。 これが廣畑工房の、創業からこの先何年経っても、変わることのない想いです。