株式会社廣畑工房

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暮らし方の変化で、令和のお家からTVボードが消えた!?

家づくりコラム

こんにちは!御前崎で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。

時代とともに使わなくなったり見なくなったりしたものって、ありますよね。
例えば、公衆電話、CDプレイヤー、FAX、缶切り、連絡網、レモン石鹸、テレホンカード……挙げたらキリがないですが、昔は本当によく使っていたのに無くなったものが結構あります。 家づくりでも当然、時代とともに生活の仕方が変わり、使わなくなって姿を消しつつあるものがあります。

今回は、「TVボード」のお話です。

■TVボード需要の低下
最近当社で建てるお家では、TVボードをつくらないことが増えています。
これまで造作家具と言えば、“TVボード”と言っても良いほど需要があったのにどうして無くなりつつあるのか?
そもそもTVボードが必要だったのは、主に収納のため。ビデオデッキやDVD・ブルーレイレコーダー、更にはゲーム機類など、それらの配線も含め、TVの傍に収納しておくものがありました。伴い、それらのリモコンやコントローラー、ディスクや本といった、細々した小物類も仕舞うスペースが必要でした。 それが、録画機能付きTVが普及したり、映像でもゲームでもすべてインターネットを介しオンデマンド化されたり、サブスク利用ができるようになったりして、様々な機器が不要になったことでTVボードの必要がなくなったのです。

■TVボードが無いことのメリット
世間のニーズがコンパクトな暮らしに向くようになり、無駄のないスタイリッシュなホテルライクスタイルが流行るように。その見た目からTVボードは要らないという方も増え、収納こそ無いもののカウンタ―1枚だけ設置するという方もいらっしゃいます。 床に接する家具がないことで掃除がしやすいだけでなく、空間スペースが増え部屋が広く見えるというメリットもあります。

■TVボード収納の替わりに
部屋をスッキリさせたいからTVボードは無くしていいかな……と思いつつ、収納が無くなることに不安があるお客様には、TVボードに替わる収納をご提案しています。

例えば、背面をマグネットにしたニッチをつくり、リモコンなどの小物類には磁石を取り付け接着させる収納。すぐに取り外しでき、いつでも所定の位置に仕舞えるのが良いですね。

また、リビングに多目的に使える収納をつくることもおすすめしています。リビングの四隅に何もないとカラーボックスやキャビネットなど、後で何かしらの収納を置きがち。そうなることを想定し、収納も兼ねたスタディーデスクや、キッチンカウンターの下部分に収納をつくるなどして、TVボード収納を補えるような収納を設けておけば安心です。

最近ではタブレットやスマホでも十分動画視聴を楽しむことができるので、もう少し先の将来を見据えれば、TVそのものの必要性が問われるかもしれません。 暮らし方の変化とともにお客様のニーズも変わっていくので、住み続けられる家づくりのために私たちは、先を見た提案を心がけています。

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