コンパクトなお家でヌックな暮らし
家づくりコラム
家づくりコラム
こんにちは!御前崎で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。
「素敵だな」と感じる家や部屋。
具体的に、どんなところに惹かれますか?
その多くは、自分好みのデザインではないでしょうか。
でも、つくり手としては“本当は気付いて欲しい”デザインではないポイントが隠れていたりするんです。
今回は、私たちつくり手側がこだわった、気づいて欲しいポイントをご紹介します。
■位置がちょっと高めのコンセント
キッチンカウンターやデスクなどの壁に設置したコンセント。
廣畑工房は、ちょっと位置が高め。なぜだと思いますか?
カウンターでもデスクでも天板で食事をしたり、パソコンで作業したり、宿題をしたり。天板の高さと同じくらいの位置にコンセントを設けると、天板に置いたモノでコンセントが隠れてしまい、使いづらくなるなんてことも。 たった数センチのことですが、日常生活でこうした何気ないモノの仕様が、ストレスの軽減につながります。
■意外な場所の有効活用
階段は、上下階をつなぐ空間。
ですが、高低差や段を生かして、別の活用もできるのです。
別の活用をした事例がこちら。
ご主人は自営業の方で、もともとちょっとしたデスクワークをするスペースを望まれていました。優先順位をもとに間取りを相談していく中で、ワークスペースの十分な広さを確保できないという判断に至りました。
そこで、階段の踊り場部分に、思い切って座卓をつくりワークスペースとすることを提案しました。階段を上り切った先には棚があり、書類等の収納にも困りません。2階ホールにエアコンを設置し、階段でも快適な温度を保てるようにしています。 階段に2つのライトとコンセントがあるのもそうした理由からです。
■仏壇はどこへ?
最近の新築住宅にはあまり見かけなくなった仏壇。出入りの激しい首都圏では、自宅にしっかりした仏壇を構えるというようなお家は少ないでしょうが、ここ静岡県では仏壇をつくりたいというご要望はまだまだあります。
ただ昔と違うのは、一般家庭に置く仏壇のデザインも多様化し、家に馴染む仏壇を求められるようになったという点です。仏具専門店で購入し設置するよりも、新築時に空間に溶け込み、一体感のある造り付けの仏壇をご希望される方が増えました。
仏壇は、和室やリビング、玄関ホールの一角などに設置されやすいですが、お盆のときに盆棚を飾る場合には場所をしっかり考え、お盆での様子をイメージしておかなければなりません。
こちらのお家では和室の収納横に仏壇を造りましたが、台の下が引き出せるようにしてあります。お盆や法要など飾り棚が必要なときを見越してのことです。
廣畑工房は、お客様のリクエストにお応えするだけでなく、お客様自身がまだ気づいていない、その後の生活が始まってから思う「こうだといいのに」をお客様に代わって想像し、細部にわたり快適を極めたご提案をしています。 「どうすればいいんだろう?」と、まだ家づくりが漠然とした方でも、安心してお気軽にご相談くださいね!