株式会社廣畑工房

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機能もデザインも兼ねそろえた、映えるタイル活用

家づくりコラム

こんにちは!御前崎で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。

ハウスメーカーや工務店の施工例の写真に、カラフルでお洒落なタイルを見かけることがありませんか?廣畑工房でも、特に女性からのリクエストでタイルを使うことがよくあります。かわいいだけでなく、その素材は涼しげで清潔感も感じられます。 今回は、そのタイルという素材と活用についてご紹介していきます。

■タイルの機能性
タイルは、粘土などを主原料に高温で焼いた陶磁器製の建築材料の1つ。
デザイン性が高くアクセントとして使えるので、特に女性に人気です。水・火・熱に強く、お手入れがしやすい上、摩擦や傷にも強いのが特徴。欠けたり壊れたりしても、その1枚だけの交換が可能なので、比較的修繕も容易です。

色やツヤをつけるガラス質の塗料である釉薬(うわぐすり)が使われた、施釉(せゆう)タイルか無釉(むゆう)タイルかでも、見た目の印象を大きく変わります。 地震などの揺れには弱く割れやすいという面もあるので、タイルは適した場所に上手に活用したいですね。

■材質による違い
材質の違いにより、磁器質タイルとセラミックタイルがあります。石英や粘土を1300度ほどの超高温で焼き上げた磁器質タイルは、吸水性が高く、固く丈夫。床や水回りに使用されるのはこのタイプです。
一方、セラミックタイルは磁器質・石器・陶器質、すべてのタイルの総称です。高温で焼き上げた後、プレス加工を行い、光沢が出やすくなっていて高級感があるのでホテルなどでもよく使用されています。中でも、LIXILのエコカラットという製品は、調湿と脱臭効果があり、廣畑工房でもよく使用しています。

■タイルの形やデザイン
正方形、ヘキサゴン(六角形)、コラベル(ランタン型)など、細かいタイルはモザイクタイルと呼ばれ、カラフルでアクセントになります。特に、コラベルはモロッカンとも呼ばれ、中東風のデザインが派手過ぎず、部屋全体に馴染みやすいので人気ですね。 また、1辺30㎝を超えるような大判タイルも、高級感が出るので、洗面室の壁材・床材として好んで使われています。

■タイルの施工例
優れた吸水性とお手入れのしやすさから、やはりキッチンや洗面台の背面での利用が主流です。

水廻り問わず、LDKのテレビボードの背面に置けば、家族のくつろぎスペースの中にもラグジュアリーな雰囲気が出ます。

実用面で言えば、BBQコンロを置く耐熱用の土台としてデッキにタイルを敷いたお客様もいました。その点、薪ストーブや暖炉を置かれたいお家でも、このタイルは活用できますね。

DIYの充実で、最近では100円ショップなどでも小さなタイルが手軽に買えるようになり、自分でもタイルを簡単に貼ることができます。ただ、接着剤で1枚ずつ分かれたタイルを平らに貼るのは、実際は難しい! 家づくりの際は、綺麗に長持ちするよう我々のようなプロにお任せいただき、アクセントの効いたお洒落なタイル仕様の空間を完成させてください。

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