スタンダードじゃないけどあったら良い、お家のあれこれ
廣畑工房の家づくり
廣畑工房の家づくり
こんにちは!御前崎で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。
2月中旬、見学会を行ったK様邸は、コンパクトながら時短家事と大容量収納を叶え、家族一人ひとりの時間を大切にした住まい。 この度、K様に夢のマイホームづくりを振り返っていただきました。
■家づくりのきっかけはご主人の、「家の風呂に入りたい」!?
もとは、奥様の実家の敷地内にある、手狭な家に暮らしていたというK様ご家族。
バスルームにはシャワーしかなく、実家のお風呂を借りることはできるけれども、どうしても気兼ねしてしまい…と語るご主人。浴室は、暑い日の汗を流しリフレッシュしたり、寒い日の冷えたからだを温めたり、一日の疲れを癒す大事な場所。
「自分たちの家のお風呂に入りたい‼」そんな思いが家づくりを加速させたかもしれませんね。
また、家づくりの資金のことを考えた際に、歳を重ねれば重ねるほど大変になると考え、早めに建てる決断をされました。
■ご主人が叶えたかった、シーリングファンのある吹き抜けリビング
ご主人の希望の1つ「シーリングファンのある吹き抜けリビング」。 奥様はどちらかと言えば、狭く閉鎖的な空間が好みだったようですが、日当たりの観点から吹き抜けにすることに賛成。当初の予定よりも大きくなっていったという吹き抜けは、気持ちの良い日差しを室内に届け、明るく開放的なリビングを実現しました。
■モノを溜め込んでしまう奥様と、できるだけ何も置きたくないご主人
造り付け家具を採用し、収納面も充実させる一方で、パントリーはあえてなくしたご夫妻。「わたし、とにかくモノを溜めたいほうで…」と話す奥様と、できるだけ何も置きたくないご主人。
「わたしに任せたら、きっと家の中がごちゃごちゃする。(笑)」と奥様。 家をきれいに保つため、3人家族の自分たちにとって本当に必要な空間なのかを吟味し、パントリーは設けないという選択をされました。
家づくりは、我々大工が建物をつくりあげていく以前に、こうした実際の生活をイメージし、ご家族で話し合うことも大事な工程の1つなんです。 今回は、K様の家づくりのきっかけと家づくりへのこだわりの一部をご紹介しましたが、次回後編では、建てるときの悩みやその他のこだわりポイントなど、これから家づくりを考えられる方々の参考になるような体験談をご紹介していきたいと思います!