株式会社廣畑工房

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それまでの住まいの広さを生かしたフルリノベーション

廣畑工房の家づくり

こんにちは!御前崎市で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。

梅雨入りも目前。傘や雨具の収納、洗濯物の乾き、室内の湿気や結露など、この時期ならではお困りごとはないですか?
6月は雨も多く、作業が天候に左右される建築現場にとっても嫌な季節です。
ですから春に家を建てるならば、3~4月には着工し、梅雨までに屋根の組み上げまでするのが望ましいと言われているんですよ。

今回のブログでは、新築かリノベーションかを悩まれ、この春フルリノベーションをした事例を紹介したいと思います。

■新築か?リノベーションか?
既存住宅を取り壊して新築にするか、リノベーションするのか迷われる方も多いですが、その判断は何を優先的に考えるかによっても変わるでしょう。

今回の事例は、新築案も併せご提案しましたが、最終的にフルリノベーションを選択されました。
理由は主に2つ。 既存住宅を部分的にリフォームされていたこと。既存住宅と同じだけの広さを確保する場合、リノベーションの方が費用面で条件に合っていたこと。

■リノベーションのネック
リノベーションのネックは、もともとの骨組みを生かす事情から、間取りが自由には決められないこと。制限があるため、今回のお家でも玄関の位置は以前と同じままです。そして、築60年超の旧屋は昔ながらのつくりだったので、LDKの位置にはとても悩みました。いくつもあった6畳や8畳の居室を活用し、耐力壁を設置することで24畳の広々LDKを実現することができました。 主に住まわれる方は、60代のお施主様ご夫婦、お祖母様の3名。上下高さのある動きなく、横だけの生活動線で楽に暮らせるよう、中2階は潰すことに。お祖母様のお部屋からトイレへのアクセスを良くし、将来的なご家族の介護などもしやすくなりました。

■リノベーションならではの再利用
今回は断熱性能を高めるため、樹脂サッシに全交換したものの、旧屋でまだ使えるものは再利用しました。 例えば、手芸や裁縫のお仕事をしている奥様の作業部屋には、旧屋の扉を再利用。真新しくなった家全体を見渡せば、「この扉も新しくした方が良かったかしら…」と奥様はおっしゃいましたが、可愛らしいハントメイドドールをつくられているそのお仕事部屋には、これまでの刻まれた時間を感じられる以前の扉がマッチしていました。

一般的にリノベーションの方が安く済むと思われがちですが、更地に新築を建てるのと、既存住宅の骨組み以外を残しながら取り壊し、新居へと生まれ変わらせるリノベーションとでは、その条件や作業工程により費用は変わらないというケースもあるので、当社では迷われる方には両方の見積と提案を差し上げています。 また、リノベーションにも条件により、活用できるさまざまな補助金制度がありますので、ご自身であれこれ悩む前にどういった建て方が最適か、この廣畑工房にまずはご相談くださいね!

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