人気再燃!?あったら重宝する和室と和スペース
家づくりコラム
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こんにちは!御前崎で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。
太平洋に面した御前崎市は比較的温暖な地域ではありますが、冬の寒さ対策ももちろん必要です。今回は、寒い冬の強い味方となる薪ストーブについてご紹介したいと思います。
■薪ストーブの魅力
寒い季節限定で使用される薪ストーブ。
「通年使用しないのに、置いて邪魔にならないかしら?」
「高いのに、採算とれるの?」
なんて思う方もいらっしゃるでしょう。
薪ストーブはストーブ本体をはじめ、煙突やその他設置に必要な工事にて、およそ100~150万と確かに安いものではありません。
それでも薪ストーブの魅力は「暖かさの質が良い」という点。
表面だけ感じるエアコンや電気ストーブの温風熱とは違い、放出される遠赤外線の輻射熱は人の身体も家も芯から全体までを温めてくれます。そして鎮火した後もなかなか冷えることはありません。
他にも、薪ストーブは言葉の通り、薪を燃料にするので電気代はかかりません。
(本体料金を含む設置費用は、4人世帯でおよそ10~15年ほどの電気料金相当です。)
また、薪を燃やして生じる二酸化炭素は、木が成長する過程で吸収する二酸化炭素量と同じであり、実質地球環境に悪影響が少ないのも魅力です。
■薪ストーブの種類
薪ストーブには、国内製品と北欧北米からの輸入製品と価格もさまざま。
家庭用の薪ストーブには、主に鋳物製、鋼板製、鉄板製のものがあります。
鋳物製は鋳鉄で作られるので凝ったデザインで、部品交換もできます。
また蓄熱性に優れ、薪の再着火も容易です。
鋼板製は鋼板を加工したシンプルなデザインで、気密性が高いことで部屋を早く暖められます。
カラス窓から見える炎で、雰囲気も楽しめます。
鉄板製は薄板で軽量の簡易的な薪ストーブです。
安価ですが耐久性には優れません。アウトドアや土間などで使用されるイメージです。
最近ではゴミとなるはずだった木くずや端材からつくられる「木質ペレット」という燃料を使用する環境に良いペレットストーブなどもあります。
■知っておきたい予備知識
薪ストーブは、電気代はかからないものの、燃料となる薪が必要です。
そのため、設置にあたり薪をどのように入手するのかを検討する必要があります。ご自身の山などから薪を入手できる場合もすぐに使えるというわけではなく、半年から1年近く乾燥させる期間とその薪を保管するスペースも必要です。
薪ストーブは暖房器具としてだけでなく、調理にも利用できます。
天板でグリルしたりお湯を沸かしたり、炉内では煮込み料理やピザを焼いたりもできます。電気代だけでなく、冬のガス代も節約できるかもしれませんね!
せっかく薪ストーブを設置するなら、幅広い楽しみ方をしたいものです。
近年の家づくりは、災害時に備えることも重要です。
停電の際も薪ストーブなら暖を取れ、調理もできる優れた防災設備の1つと言えます。
廣畑工房に家づくりをご相談の際は、薪ストーブのある暮らしもぜひ検討してみてくださいね!