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家づくりコラム

家づくりコラム
こんにちは!御前崎市で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。
近ごろ、若くして家づくりを考えられる方が増えていて、当社でもご相談をいただく機会が多くあります。 今回は、20代からの家づくりにフォーカスしたお話です。

■家づくりの適齢
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた方の41.7%が30代でもっとも多く、次いで23.5%の40代、20.5%の50代以降。30代未満、つまり20代は、14.1%です。割合で言えば少なく感じますが、地方であればその割合はより高くなるそうです。
また、新築に限らなければ、住宅価格が高騰した2023年には20代以下の持ち家率が過去最高に達し、7年連続で30%を越えていると言います。 親族から受け継いだりした土地があらかじめある方であれば、家づくりに着手する年齢も若い傾向にあります。
■住宅ローンのメリット
若くして家づくりをする最大のメリットは、やはり住宅ローンです。
35年が一般的ですが、20代であれば最長50年まで利用できる金融機関もあるほどなので、返済期間を長く設定し、月々の支払を少なくすることができます。 「住宅ローンを早く終わらせたい」というのは、多くの方の希望でしょう。

■20代の家づくりの特徴
ご夫婦の人生設計も近年は多様化していて、子どもを望まれる方もいれば、夫婦だけの暮らしを楽しみたいという方もいらっしゃいます。
その家族構成によって、家づくりの考え方や優先順位も変わってきます。
お子さまがこれから産まれる、またはまだ幼いお家では、お昼寝や遊ばせる場所として畳スペースを設けるとか、おむつやおもちゃをどこに置くとか、乗り降りして荷物を運ぶ玄関と駐車スペースをどう位置付けるかなど、子ども基準の提案になります。 お子さまではなくご夫婦を優先した家づくりでは、ご友人を招くためにリビングを広くするとか、ご夫婦の趣味の部屋を設けるとか、間取りやデザインにもご夫婦のこだわりが反映されます。

■ご夫婦二人暮らしを満喫する事例
平屋でコンパクトな暮らしを望まれた20代半ばのご夫婦。
もっとも象徴的なのは、趣味や好みを優先した家づくり。 「こんな風にしたい」と、SNSの画像でイメージを具体的に伝えてくださり、思い描いた通りの家づくりができたのではないでしょうか。

車とお酒が好きなご主人のためのインナーガレージと、ウイスキーの造作ショーケースを設けました。奥様は、専用のパウダールームを設けられました。 自分たちのためだけにすべての予算を割くことができ、満足度の高い家づくりとなったことでしょう。

資材高騰で住宅そのものの価格が上がり、家づくりを早くから検討される方が増えている中、家族のあり方や暮らし方、その価値観も変化しているように思います。
家づくりは若ければ若いほど良いということでもなく、人生設計の一部であり、皆さんがどんな暮らし方をしたいかをまず想像してみましょう。そしてぜひそれを廣畑工房にお聞かせください。より良いタイミングと家づくりをご提案いたします!