コンパクトなお家でヌックな暮らし
家づくりコラム
廣畑工房の家づくり
こんにちは!御前崎で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。
みなさんは「リフォーム適齢期」ってご存じですか?
お家にだって人間のように適齢期があるんです。
建てたお家を大事にして、お客様に末永く快適に暮らしていただくために有効なお家のアフターケアやメンテナンスについて今回はご紹介します。
■リフォーム適齢期住宅とは
総務省が2018年に実施した調査では、築8年から47年までの住宅を、「何かしらのリフォームが行われる可能性が高いリフォーム適齢期住宅」と定め、それが全住宅の76%にも及ぶと発表しました。
築30年を過ぎた住宅は全面改装か建替えを検討する段階になり、それ以前までに設備交換や外装改修のリフォームを2回ほど行っているというのが平均的なのだそう。
■築後10年の定期メンテナンス
立地環境や暮らし方によっても、経年劣化のスピードは家ごとに違います。異変にいち早く気づき、事前に対策できれば家を長持ちさせられます。
当社では、築後1年、3年、5年、10年で定期点検を行います。
天井裏や床下など表面には見えない箇所も全部チェックし、構造材の状態や換気循環、雨漏り漏水、白アリ害虫など、不具合や害がないかを確認します。
また、内装建具やサッシの開閉、水廻り設備の不具合なども点検し、その都度必要な交換や修繕をいたします。対象となるもので保証期間内であれば無償対応しており、例えばクロス修繕(壁紙)は3年まで無償です。
■小まめなお手入れで老朽化対策
住宅の老朽化が進む主な原因は4つで、
・放置(空家)
・白アリの侵入
・換気不具合から生じるカビ
・ネズミやハクビシン等害獣被害
と言われています。
ご家庭でできる対策の一番は、やはり換気と掃除です。
特に水廻り付近の換気口のお掃除は定期的に行うのが良いでしょう。埃や汚れが溜まり換気されないことで、カビや害虫が発生します。空き家の老朽化のスピードが速いのもそのせいです。
また、水廻りの汚れは排水管の悪臭につながり、害虫の発生も誘発します。一方、空き家のように長期間使われない場合でも、排水管が傷みやすく劣化が進みます。
毎日家の隅々まで掃除というのは難しいでしょうが、特にこうしたお家の劣化につながりやすい場所や原因を知ってマメにお掃除することで、起こりうる不具合を防止することができます。
完成するまではワクワク楽しい家づくり。
私たち自身が定期的な健康診断を受診するように、暮らし始めた後のお家もしっかり点検し、必要なお手入れメンテナンスでいつまでも健康で快適な生活が送れるようにしたいものですね!