
建築×教育コラボ企画!-子どもがお手伝いしたくなるお家【後編…
家づくりコラム
廣畑工房の家づくり
こんにちは!御前崎市で大工が作るマイホームを手掛けている廣畑工房です。
多くの方の家づくりのきっかけの多くは、子どもが産まれるタイミングや、子どもの成長とともに借家が手狭になってくることですが、近年は60代前後のお客様のセカンドライフの家づくりをご依頼いただくことも増えました。
今回は、26坪3LDKの60代ご夫婦が暮らす新居をご紹介したいと思います。
■暮らしやすさの追求
セカンドライフ世帯の家づくりは、子どもの成長とともに暮らし方が変化していく子育て世帯とは違い、ライフスタイルが固定化され、どう暮らすのか、そしてどう暮らしたいのかが明確化しています。
例えば、ご夫婦の寝室ではエアコンの温度の譲り合い問題が起きたりしますが、セカンドライフでは、それぞれが自由に無理なく快適に暮らすため、あえて寝室を分けるという選択ができます。お子さんが巣立った後のご夫婦だけの暮らしには、これまでの集大成とも言える満足度の高いお家ができあがることでしょう。
■コンパクトでも広さを確保したLDK
16帖のLDKスペースを最大限に広く使えるよう、いくつかのポイントがあります。
ひとつは、壁付けキッチンです。ふだんはご夫婦2人の食事なので、最小限のキッチンにとどめていますが、時々遊びに来る家族をもてなし団欒できるよう、カウンタ―と一体型になったダイニングテーブルをオリジナルで制作しました。 壁、建具、天井、床が白で統一され、南側の大きな窓を設置したことで、16帖とは思えない開放感も感じられます。
■広々洗面室とウォークインクローゼット
4.8帖とゆとりあるスペースを確保した洗面室は、ランドリースペースを兼ねています。「狭い廊下を通って浴室にいくのが嫌だ」ということで、廊下をなくしその分洗面室に広さをとることができました。
ご夫婦2人が使うには広々した洗面化粧台は、そのカウンタ―天板で洗濯物を畳むためです。洗面室には5.7帖もあるウォークインクローゼットも配置し、畳んだ洗濯物をすぐにしまえるよう、洗濯動線をよく考えた間取りになります。
■個の尊重
ご夫婦それぞれの寝室をつくりました。1つの寝室には、クローゼット収納をつくらない代わりに、造作ベッドの下を引き出し収納とし、書き物をしたいというご希望に応えるためにデスクも備え付けました。
ワンフロアの平屋には珍しく、応接間近くと寝室近くにトイレを2か所設けています。
お家の中でも些細な不快や不便は、年齢とともに大きなストレスに変わります。
自分たちの暮らし方に合わせ、ノンストレスなお家でセカンドライフを過ごせたら、それだけで心の豊かさが得られるでしょう。充実したセカンドライフを求められる方からのお家づくりのご相談、お待ちしております!